今回は、1、2年ほど前からささやかれている「緑谷出久」の本当の個性について考えていこうと思います。
大丈夫です。
私なりに調べて、私だけのオリジナル考察を作ってあります・・・!
では参りましょう!
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目次
「デク」という名に隠された秘密
この考察は、緑谷出久が秘めているかもしれない本来の個性について
彼のヒーロー名・名前「デク(緑谷出久)」という名前から考察します!
でもその前に、軽く「僕のヒーローアカデミア」を少しだけ復習・・・!
僕のヒーローアカデミアとは?
では改めて、「僕のヒーローアカデミア」がどんなストーリーなのか、確認しましょう。
多くの人間が”個性”という力を持つ。だが、それは必ずしも正義のための力ではない。しかし、避けられぬ悪が存在する様に、そこには必ず我らヒーローがいる!
ん?私が誰かって!HA-HA-HA-HA-HA !
さぁ、始まるぞ少年!君だけの夢につき進め!
”Plus Ultra„!!
堀越耕平、(2014)、『僕のヒーローアカデミア』、集英社
マンガの裏表紙から引用させていただきました。簡単ではありますが、何となくイメージは沸くと思います。
「個性」。
これが、とんでもなく重要になってくる要素です。
緑谷出久の本当の個性
これに関しては、他の記事の推測と変わりありません!
緑谷出久の母親は、モノをひきつける個性。
父親は、火を吹くと緑谷引子(出久の母)は言っています。
オーバーホール(治崎廻)との戦闘において、出久は見事、サー・ナイトアイの予知とは異なる未来を実現させました。
私的には、未来を変えたというよりかは
予想されていた未来とは、同じではない未来をつかみ取った、の方がしっくりくると思います!
ここで
他のサイトに興味深い内容があったので引用します。
「火を引き付ける」のではなく、
「火という名の可能性を引き寄せる力」になっているのなら、
割とカッコいい個性になるように思えます。
私は
この「可能性」という言葉に注目したいと思います。
デク=出来?
緑谷出久は、「みどりやいずく」と呼びますよね。
では、かっちゃんが彼を呼ぶときは何といいますか?
「デク」、ですよね。
「おい!クソデク!!」と、どこからか聞こえてきそうです・・・。
さて
ある本を読んでいた時に、まぁ関係ないかもしれませんが!、これまた面白い記述を発見したのです。
それがこちら・・・!
漱石は「自分がそこで逆立ちをすること」で説明し、その possibility はあるが、probability はない、と言ったのだったと思う。逆立ちすることはできるが、教室で実現する見込みはない。
(中略)
Possiblity 可能コト、可成コト、可能性
(工藤力男、2009、114-115)
はい。
いっちばん注目してほしい部分が。
「可成コト」という所!
「デクベキコト」と書いてありますよね・・・!
この記述を見た瞬間、先ほどの考察とバシッッ!!とつながりました! これだ!って。
かっちゃんは、「出久」のことを、木偶の坊からとって「デク」と呼んでいました。
お茶子は、「出久」のことを、頑張れって感じの「デク」と呼びました。
でもそれだけではない。
「可成」➡「可」➡「デク」➡「出来」➡「できる」➡「可能」➡「可能性」
デク(緑谷出久)の個性(仮)は、火という名の可能性を引き付ける、と考えられる証拠がこれです!
もう、これしかないでしょう・・・!
と私は思いました。
志賀丸太の件から
最近、史実を想起させるとして、「志賀丸太」という名が批判されていました。
名前も変更されるようです。
でもこの時思ったことが、堀越耕平さんは、とんでもなく設定を凝って作り上げているのでは?ということ。
変えなくてもいいんじゃないかと、思っても仕方がないかもしれませんが・・・。
設定が凝っているからこそ
僕のヒーローアカデミアを読んでいる人は分かると思いますが、
登場人物の名前って、「個性」に関連しているものになっているのです。
かっちゃんだって、「爆轟勝己」です。
- 青山優雅(ネビルはノーブル(高貴・優雅):nobleの類語だと思われます)
- 芦戸美奈(芦戸→アシド→acid(酸))
- 蛙吹梅雨(蛙を象徴するも漢字)
- 飯田天哉(韋駄天)
- 麗日お茶子(?)
- 尾白猿尾(尻尾という個性)
- 上鳴電気(そのままですね)
- 切島鋭児郎
- 口田甲司
- 障子目蔵
- 耳郎響香
- 瀬呂範太
- 常闇踏影
- 轟焦凍
- 葉隠透
- 爆轟勝己
- 峯田実
- 八百万百
他の子たちの説明は全部は説明しませんが、一見分かりにくいようにも見えますが、名前が個性と関連していることはほぼ間違いないと思います。
では・・・
「緑谷出久」にもその法則があるとしたら・・・?
先ほどの、「可成コト」から連想される個性が、「緑谷出久」という名前に実は関連しているとしたら・・・
それとも、本当に個性がなく「緑谷出久」という、何ら個性に関係の無い名前なのか?
個性:可能性
もし、彼の真の個性が明かされるとしたら、
名前は「可能性」でしょうか。
他にカッコいい名前は無いかと、考えましたが、「蓋然性」は意味が違うので止めました。
ちょっとダサいですかね・・・。
まとめ
さて、どうでしたでしょうか?
マンガの内容も含めつつ、主人公の名前の意味、響きから考えてみました。
後今思いついたのですが、
ワンフォーオールの九代目だから、
「緑谷出久」なのだ、
と別の法則を名前に導きださせることによって
出久の名前の
出久(出来/可=可能性)
という
「もう一つの要素を隠す」働きをしているのかなぁと思ってみたりしました。
皆さんはどう考えますか?
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参考文献:工藤力男、2009、「漱石が逆立ちする可能性」、『かなしき日本語』、重光徹,竹下ちか編、笠間書院、114-115