書評:幸せになる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ 岸見一郎,古賀史健著

 

「なんか、いたいかんじがするんだよなぁ~...」

 

自己啓発本が、どこか胡散臭いと敬遠していたが、

偶にはこういった類の本も参考にしてみるのもいいか・・・

と思い立ち

この本を手に取った。

 

著者情報と概要

幸せになる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ

岸見一郎

哲学者。1956年京都生まれ、京都在住。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。

専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。

古賀史健

株式会社バトンズ代表。ライター。1973年福岡生まれ。

書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションの分野で数多くのベストセラーを手掛ける。

概要

勇気とは、恐れを知らない無知のことではない。そのことを示すように、アドラーが伝えようとしている教訓は、決してまやかしや夢想に飲み込まれている魔法の様なものではない。認知、対人、自己、全体。人間の行動や認識の根幹に目をじっと据えて、そこから人間自身を見つめ直す本、それがこの一冊だ。

感想

この本に出てくる「青年」は、ミスター安心願望だ。

人間の、「そのはずだ!」「それでいいんだ!」という思い込みを見事に体現しているように見える。

もちろん私とて例外ではない。

自分の中にある、モヤモヤとして感覚、フェルトセンスというやつだろうか、それがこの本を介して、スッと言語化されたので。

俄然心地が良かった。

絶対的な正解ではないかもしれない。束の間の安心に過ぎないかもしれないが、

自分の言わんとしていることを、表現してもらえるのは非常に気持ちの良いものだと私は感じたのだ。

引用❶

ライバルは認めるが、競争は認めない? おやおや、さっそく矛盾しておられる!(岸見一郎,古賀史健、2019、137)

それをいっっちゃあおしめえよ。

この文を読んだとき、私はまるで寅さんのようになってしまった。

少年ジャンプの主人公なんて、ほとんどが「一番」を目指そうとしているというのに・・・!

僕のヒーローアカデミアだってそのように見える。

No.1ヒーローを目指して、緑谷出久や爆轟勝己は、お互いをライバルだと一応は認めている。

爆轟勝己に関しては、「勝って、助ける」である。「勝つ」ことが最優先になっている。

僕のヒーローアカデミアを嫌いというわけではないが、というかむしろ大好きなのだが・・・

ライバルの在り方を改めて考えなければならないと感じた。

競争それ自体が、往々にして有害なものとなってしまうのか?それとも・・・。

 

引用❷

いいですか、「人と違うこと」に価値を置くのではなく、「わたしであること」に価値を置くのです。それが本当の個性というものです。(岸見一郎,古賀史健、2019、153)

う~っむ。

納得ができるけれども、なかなか難しいことだな。

人間は、ほぼ毎日他の人間とかかわらなければいけない。それが宿命、人間が選択することのできる、唯一の道。

その中で、他者との優劣比較をするべきではないと言われても、実践しようとすると困難であることには変わりない。

もしかしたら。

人が時に孤独になりたいと感じるのは、他者との比較を行ってしまう自分の弱さから逃げるためなのか?

自分の価値をとらえることのできる人間は、「孤独」を求めることはないのだろうか・・・?

 

まとめ

この本は、アドラー心理学への認識を改める契機となると私は確信している。

是非この本をとって、

アドラー「心理学」を学んでみようではないか。

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