書評:外国語上達法、千野栄一著

Salut! そして Hello...

 

日本で改めて、こんにちは。

ひっきです。

 

あなたは外国語の勉強、していますか?

今回は、千野栄一という方が書いた「外国語上達法」について書評を書いていこうと思います。

1980年代に発行された本ではありますが、

いま、外国語を勉強している人も、これから勉強しようと思っている人も参考に出来ると思います・・・!

 

著者情報と本の概要

「外国語上達法」

著者:千野栄一

日本の言語学者。東京外国語大学名誉教授、元和光大学学長。言語学、およびチェコ語を中心としたスラブ語学が専門。晩年は「千野榮一」と表記した。

著書

  • 『ポケットのなかのチャペック』(晶文社, 1975年)
  • 『言語学の散歩』(大修館書店, 1975年)
  • 『言語学のたのしみ』(大修館書店, 1980年)
  • 『外国語上達法』(岩波書店 <岩波新書> , 1986年)
  • 『注文の多い言語学』(大修館書店, 1986年)
  • 『エクスプレス チェコ語』(白水社, 1986年)など

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/千野栄一

 

外国語コンプレックスに悩む一学生は、どのようにして英・独・仏・チェコ語をはじめとする数々のことばをモノにしていったか。

辞書・学習書の選び方、発音、語彙、会話の身につけ方、文法の面白さなど、習得のためのコツを、筆者の体験と達人たちの知恵をちりばめて語る。

言語学の最新の成果に裏付けられた、外国語入門書の決定版!

 

感想

おぉ、確かに・・・!

この本を読んでいて、そう感じることの連続でした。

それも単なる思い込みや、とりあえずこうすればいいといったテキトーなものでなはなく、

きちんと理論や体験に支えられた考えばかりだった。

 

また、文章もウィットに富んでおり、読みながらとクスリとしてしまう部分もある。

それでいて、外国語習得の入門書として非常に役に立つものだと思った。

入門書という言い方は、少し違うかもしれない。

この本に書いてある考えは、語学学習をするにあたっていつまでも有用であり続けるようなものでもあると私は思った。

つまり

外国語の勉強するなら

この本を読むべし!ってこと。

 

少し引用を

 

多言語の宿命

いろいろと数多くの外国語ができる人がいても、その中で読み書き話せるという三拍子揃ってできる言語は一つか二つで、三つという人は少ない。したがってそれ以外の言語は当然のことながら何らかの制限付きである。

(1986年)、千野栄一、「外国語上達法」、岩波書店

言語学習、特に多言語学習をしている人にとってこの考えは非常に役に立つと思います。

 

私もいろんな言葉が話せたらカッコいいだろうなぁ・・・と思いつつ勉強しています。

 

しかし、外国語の勉強はとてつもなく努力や時間を要するものです。これではいつ自分が多言語を使いこなせるようになるか分からないほどに。

しかし外国語を使えるという基準は、人それぞれです。環境によっても左右されやすいです。

 

例えば

  • 話すことはできるけど、書くことは苦手。
  • 読むことはできるけど、話すことが苦手。
  • 聞くことはできるけど、話すことは苦手。

といった感じで、外国語のいわゆる「4技能」には多かれ少なかれ程度の差があるのだと私は思います。

 

毎度毎度、新しく外国語を勉強する時に4技能すべてをある程度のレベルまで高めようとするのなら、それこそ外国語学習のドレイです。

千野栄一さんが言わんとしているのは、

それぞれの言語で、どれくらい使えるようになるのか意識して学習することが大事ということだと私は思います。

 

  • 母語は、4技能全部。
  • 英語は、3技能は結構使えけど、1技能はまぁまぁ。
  • ドイツ語は2技能だけ。
  • チェコ語は1技能だけど、結構使える。

みたいな感じで、自分の好みや状況に合わせて勉強する技能を分けておくことも外国語学習においては有用ではないでしょうか・・・!

 

レアリア

話されたり書かれたりした内容がよく分かるためには、母語の話し手が意識してあるいは意識せずに身に着けたレアリアの知識を、われわれは意識して身につけなければならない。

(1986年)、千野栄一、「外国語上達法」、岩波書店

 

ココがポイント

ここでいうレアリアは「背景知識」のようなもの

 

その言葉を話している人々が住む国の歴史や文化、自然、習慣、タブーなどなど、レアリアは非ッ常に多く存在します。

単に文法や単語、文の構造が分かったからといって、その言葉でかかれた文章すべてを理解できるというわけではないということです。

これに関連した記事があるので、是非読んでみてください。

そういうことか!と思っていただけると思います。

私は、外国語学習の最も難しい部分が、この「レアリア」だと思っています。

第一、単語や文法を一通り扱えるようになるのにも大変な苦労を要します・・・!

それに言葉は使わないと、どんどん能力が落ちていくのでそれを維持するのにも一苦労。

そこでまた出てくるのが、この「レアリア」。

厄介ですが、知らないと困ることもまた事実・・・。

 

色んな言葉を勉強したいな!と思っているかたには、相当な敵となり得るでしょうね。

 

まとめ

どうでしたでしょうか。

千野栄一さんの「外国語上達法」の書評。

感想と、一部引用をさせていただきました。

千野栄一さんは、言語大辞典というとんでもない量の言葉を載せた辞典の制作にも携わった方なので、この人の情報を信頼できるかと思います。

 

本人、著書の中で語学学習が下手なのだと言っていました。

このことからも、コツをつかみ、正しい方向でジッと耐えて努力することが語学学習の最短ルートなのかなと私は感じました。

 

ココに注意

外国語の勉強はとにかく大変!

 

あなたも、是非読んでみてはいかがでしょう・・・?

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