その他の文法

意外と知らない?英語の「by」の使い方は「~で」とは限らないこと。

受動態をあなたは覚えているだろうか?基本的に日本語で、「~される」という風に訳されます。簡単に言えば「受け身」、行動の目的や対象が、文章の主語になる形です。

そこで多くの人が勘違いしてしまう点が、「~で」への考え方です。なんでもかんでも「by」を使えば良いというわけでも、もちろんないわけです。

 

byとwith

具体的な例として、次の文を挙げてみましょう。

The cranes were observed by binoculars.(直訳は、何でしょうか。鶴達は双眼鏡で観察されたでしょうか・・・)

 

 

 

 

 

 

ぜんぜん違いますよ。

実のところ、正確には双眼鏡ではなく、「双眼鏡に」なのです。では、「双眼鏡で」と訳せるようにするためにはどのような形にすべきでしょうか?

もういっちゃいます。正解はwith binocularsです。

では何故、このような間違いが起こってしまうのでしょう・・・。

byは動作の主体を導く

by binocularsが「双眼鏡」という風に訳されるのは、それが動作主を導くからです。つ・ま・り、

The cranes were observed by binocularsあたかも、双眼鏡自体が意識的に鶴達を観察したということになってしまいます。そのような状況はある意味で興味深いですが、まあ現実には起こりえません。残念・・・。

まぁ双眼鏡が見ても、人が見ていなければ意味がありませんから、この文は成り立つ可能性が低いことには変わりません。

binoculars(双眼鏡)は人が使う道具です。自分自身で動くことは出来ないのです。

ですから The cranes were observed (by us)with binoculars.となるのです。「鶴達は(私達によって)双眼鏡を使って、観察された」のです。

byの使い方は他にも・・・

先程は、byは行動の主体を導くと言いましたが、それ以外の使い方も可能なのです。

例えばこんな文、We traveled by airplane.(飛行機で移動した。)、We communicated by sign language.(手話をつかって意思疎通した。)

あれ、飛行機と手話って人が使う手段だから、withは使えないと思う人もいるかもしれません。実はbyには、運輸や伝達の手段を表します。飛行機は運輸、手話は伝達のための手段ですから、byを使っているというわけですね。

ちなみに、binoculars(双眼鏡)は運輸や伝達の手段というよりも、観察するための単なる道具に近いです。

byやwithは英語の初めの段階で学習する前置詞ですが、とても重要な言葉であり、多くの人が間違いを起こしやすいものでもあります。その違いをはっきりと意識すれば、あなたの英語の伝わりやすさもぐっと高まるでしょう。

まとめ

  • byとwithの違い、「に」と「で」
  • byは動作の主体を導く
  • byは運輸や伝達の手段を表す。

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