スペイン語。それは一見地理的に見れば、どこか遠くの国の言葉のように感じるもの。しかし私たちは日ごろから、スペイン語とは気づかずにスペイン語を見聞きしているものなのです。
なんとなく聞いていた言葉が実はスペイン語だった、ということも少なくはありません。
いろいろな意味でスペイン語は「遠くて、近い」そんな言葉だと思うのです。
今回は、特にスペイン語ってなんだか難しそうと思う方は、難しく思う必要はありません。文法をゴリゴリ学んでいくことだけが、言葉を知ることではありませんから。
少し興味を持ってみる、そういったことも非常に大切なことなのです。
まずは簡単な一語文から。
どの言葉でもお礼の表現は欠かせないものですね。
Gracias.
「グラシアス」と発音されます。比較的そのまま読むことができますね。知っている人も多いかもしれません。これは「ありがとう」と言いたい時に使います。
そして、この表現に「No」をつけることで
No gracias
「ノ・グラシアス」、「いえ、結構です」という意味になります。英語でいう「No thank you」に近い表現です。
わかりました!
ここまでの説明をわかってくれていたら、
Entiendo
「エンティエンド」と言ってほしいです!。もちろんこの表現は「わかりました」ですね。
でも、もしわからない場合は、
No entiendo
「ノ・エンティエンド」と言いましょう。
できればそんなことは無いと良いのですが・・・。
出会いの挨拶も忘れずに
挨拶は、やはり重要な表現です。会話を始めるためにはなくてはならないものです。
やあ、元気?
¿qué tal?
「ケ・タル」と発音されます。
¿cómo estás?
「コモ・エスタス」と発音されます。
¿cómo te va?
「コモ・テ・ヴァ」と発音されます。
上の三種類どれも使うことができます。基本的にローマ字読みなので、比較的読みやすいかと思います。
そして、なぜか「?」が言葉の最初に、しかも上下さかさまについています。これはスペイン語特有のもので、「¿」と「?」で言葉を囲んで、疑問文を表しているのです。
おはよう
buenos dias
「ブエノス・ディアス」と発音されます。「bueno(良い)」と「dia(日)」が組み合わさって出来ていることばです。
こんにちは
Buenas tardes
「ブエナス・タルデス」と発音されます。これも「bueno(良い)」と「tarde(午後)」が組み合わさって出来ていることばです。
こんばんは・おやすみ
Buenas noches
「ブエノス・ノチェス」と発音されます。そしてこれも、
「bueno(良い)」と「noche(夜)」が組み合わさって出来ていることばです。
ここまで共通していると、とても分かりやすく、覚えやすいですね。
相手の調子は?
挨拶の表現の後は、相手の調子を尋ねる表現を見ていきましょう。
元気かな?
¿cómo estamos?
「コモ・エスタモス」と発音されます。
どうしてる
¿Cómo hay?
「コモ・アイ」と発音されます。
スペイン語では、「h」の発音は無視されることがほとんどです。フランス語にも、「h」の発音をしない時があるので、西欧言語に特徴的な点かもしれません。
他の西欧言語を勉強する機会がありましたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もちろん「返事」も忘れずに
自分が相手の調子を訊くだけでなく、相手方からもされるかもしれません。そんな時には次の表現を使うことができます。
(とても)元気です。
(Muy)bien,
「(ムイ)ビエン」と発音されます。そして「bien」は、フランス語を知っている人なら、分かるかもしれません。この言葉はフランス語で「良い」という訳で、
「Tres bien」という表現で使われることが多いです。日本ではよく「トレビアン」と発音されることが多いですね。でもこの「トレビアン」。フランス人に言っても伝わらないのです。
何故でしょう・・・?
便利なHola
スペイン語には、「Hola」という言葉があります。挨拶で最もよく使われるもので、さらに他の表現とも一緒に使うことができます。
別れの挨拶をするときには
会うときに挨拶するなら、当然別れるときにも、挨拶をします。
でも、スペイン語には、別れの挨拶がたくさんあります。本当に沢山。今回は、その一例を紹介します。
さようなら。
Adiós,
「アディオス」と発音されます。これは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。よく「アディオス、アミーゴ」という言葉も耳にしますね。
また明日。
(Adiós,)hasta mañana
「アスタ・マニャーナ」と発音されます。ここで気をつけることは、「ñ」という文字。ナ行ではなく、「ニャ行」であることに注意しましょう。
また後で
Hasta dentro de un momento
「アスタ・デントロ・デ・オン・モメント」と発音されます。
この表現は、次いつ会うのかがわかっているときに使われる表現ですね。「また後でね!」に近いです。
まとめ
- Gracias.
- Entiendo
- ¿qué tal?
- ¿cómo estás?
- ¿cómo te va?
- buenos dias
- Buenas tardes
- Buenas noches
- ¿cómo estamos?
- ¿Cómo hay?
- (Muy)bien,
- Adiós,
- (Adiós,)hasta mañana
もし機会があったら、ぜひ使ってみてください。
それでは、Adiós!