冠詞

「冠詞と数」を日本人のほとんどの人が理解できない意外な理由とは?

日本人の英訳、英作文ほど不安定なものはない。なぜかというと、日本人の多くが英語の文法を表層的な見方でしか捉えられないからだ。

「理解」というよりも「暗記」という鋭い注射の針を通して日本人に染み込んだ「エイゴ」は、

英語を正しく理解するための支えには到底なりえないのです。

そこで、今回は日本人がその違いをほとんど解っていない「冠詞と数」について説明していきたいと思う。

 

「冠詞と数」って具体的になんぞやと思う方もどうかご安心を。

「間違いの喜劇」

The comedy of Errors 

あなたはどのように訳すであろうか?(タイトルに書いてあるが・・・)おそらく、「間違いの喜劇」という形に訳す人が多い、

いやほとんど全員といっても過言ではないでしょう。

 

では、この場合はどうでしょうか。

a comedy of errors」をあなたはどう訳す?

the comedy of an error」をあなたはどう訳す?

comedies of error」をあなたはどのように訳すべきだろうか?

なんと上に挙げた4つの例の組み合わせに、加えて他にも21の例を示すことができる。あなたは、それらすべてを同じように訳すだろうか。冠詞や、名詞の形が

明らかに・・・異なっているのにもかかわらず。

まぁ、ここで私が申し上げたいことは、こうした訳そして、冠詞と数というものは環境つまり「文脈」に大きく左右される(at the mercy of contexts)ということなのです。

冠詞と数は環境で決まる

冷蔵庫にハムがあった。という状況を英語ではどのように表現することが可能でしょうか? 

「I found ham in the refrigerator.」と表現することも可能ですし、

「I found the hams in the refrigerator.」ということも、

「I found a ham in the refrigerator.」と表現することも、もちろん出来ないというわけではありません。

上にもある通り、どの文章が最も適切になるかは「環境」つまり「文脈」に大きく依存してしまうのです。(日本語とは大違いですねぇ)

 

違いを見てみよう

では、ham、the ham、a hamのぞれぞれの違いは一体何でしょうか?

実はそれは具体的に数えられるか、数えられないかという問題が関わってきます。大きく分けて、ham と the ham、a hamに違いがあります。

  • ham 「塩漬け、もしくは燻製した、豚のもも肉」のような意味を持っておりその形が薄いスライスであるのか、はたまた大きな塊であるのかはわかりません。単位性(具体的な形)を持っていない不可算名詞として扱われるのですね。

 

  • the ham,a ham 「豚のもも肉自体、尻と膝の間の、肉の厚い部分」を示します。この場合は具体的な形(単位性)をもっていることがわかります。

まとめ

  • 冠詞と数は、文脈に影響を受ける。

参考にしてみてくださいね。

 

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